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不胎化 ふたいか

日銀介入のため、日銀が大量のドル買いを実施するとき、そのままでは通貨供給量が増え、マネーサプライが過剰になるため、短期国債を買い入れて相殺する。これが不胎化である。


例えば、100億ドル買いの場合、1兆円の資金が必要になる。
通例のオペレーションでは、財務省が3ヶ月ものの国庫短期証券(T-Bill)(旧 政府短期証券)を発行して円を調達する。この資金により、ドル買いを実施する。



政府短期証券は、「FB」とも呼ばれ、財政法または各特別会計法に基づき、一時的な国庫金全体、またはそれぞれの特別会計や資金の不足を補うために発行される短期国債(資金繰り債)をいいます(2009年に発行終了)。


 発行当時、政府短期証券は、期間60日程度の割引債券(額面より割り引いて発行される債券で、その発行価格と額面価格との差が利息に相当)となっており、発行条件や買取希望額を公募する公募入札方式で発行されていました。その入札資格は、日本銀行・銀行・証券会社・投信会社・生命保険会社などの金融機関に限定されており、また入札単位は額面1,000万円となっていました(個人は入札・購入ともできない、入札によって決定した発行価格は厘・毛の単位まで設定)。


政府短期証券は、2009年1月に発行を終了し、同年2月からは割引短期国庫債券と統合され、「国庫短期証券(T-Bill)」という名称になりました。これは、発行時に割引されて発行される償還期限が一年以内の割引債(短期国債)で、償還期間は2カ月・3カ月・6カ月・1年の4種類となっています。(本債券は、法人のみに保有が限定されているため、発行時において償還差益への源泉徴収は行われず、法人税および地方税が課される)



2012.07.12
日銀、札割れ回避に向け買いオペ5兆円減額し短期国債買い入れを同額増額


最近の固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションなどにおいて、応札額が未達になるケースがみられることから、(1)固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを5兆円程度減額し、短期国債買い入れを5兆円増額(2)短期国債の買い入れをより確実に行うため、当該買い入れにおける入札下限金利(現在、年0.1%)を撤廃。CP買い入れについても同様とする(3)固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションについて、金融機関の資金需要に柔軟に対応するため、「期間3カ月」と「期間6カ月」の区分をなくし、「期間6カ月以下」とする、とした。


札割れ ふだわれ
国債などの入札において、応募額が予定した入札額に満たないこと。また、中央銀行が、国債や手形の買い入れなど短期金融市場へ資金を供給するため公開市場操作(オペレーション)を実施した際、金融機関からの申込金額が予定額に満たないことを言う。